ビジネスにおいて営業職ではなくても、いろいろな人とコミュニケーションを図ることは大事なことです。事務職でも同僚や上司、部下などと、無理なく話しをすることで、仕事の効率化も望めるからです。
そのためには、まず「雑談力」を身につけましょう。
雑談力というのは文字どおり、雑談する力のことです。
雑談は仕事とは関係ないように思われがちですが、雑談から興味や親しみを感じてもらえることもあります。
初対面の人こそ、雑談から入っていくといいかもしれません。
雑談力を高めるには、会話の内容、ジャンルを幅広く用意する必要があります。
一定のジャンルしか知らない人との会話は、その道を知る人でないと会話が弾みません。知識が多岐に渡っていれば、いろいろなジャンルの会話ができるようになります。
あるジャンルの知識が浅かったとしても、相手は「この人とならこのジャンルの会話ができる」と思うはずです。
幅広いジャンルを知るためには、流行に敏感になることが一番です。知らないジャンルこそ、好奇心旺盛にいろいろと調べてみるとよいでしょう。
しかし興味を感じないジャンルは、知識としてなかなか定着しないものです。そんなときは、掘り下げるところまでは行わなくても構いません。浅くてもいいので、会話のきっかけになる程度、把握するようにしましょう。
このように、いろいろなことに興味を持ち、知識として身につけることによって、どんな人とでも会話が成り立つようになってきます。そうすれば、営業職にしても、事務職にしても、いろいろな面で役立つようになってくるはずです。ビジネスの面でも売上などに結びつけることができるでしょう。
比較的メディアでも取り上げられているようなIT系企業の社長などは、この雑談力を持つ人が多くなっています。社長という立場だからといって、平社員との会話に興味を持たないというわけではありません。
社長だからこそ、どんな地位の人とでも会話ができるように、コミュニケーションを図るようにしているのです。
そんな会社ほど上場し、社員も社長を尊敬してついてくれるようになるのです。