近年、自社製品のマーケティング戦略としてメルマガという手段で見込み客に情報を提供する企業が増えてきました。
特に多いのがテキストメールを使用したメルマガで、見込み客にお届けしたい情報を比較的容易に配信することができ、広告に似た効果を得る事ができます。
しかし、内容によっては、企業イメージに影響したり、メール受信の拒否、開封されずに削除されてしまう場合もあります。そこで、メールの開封率を高め、マーケティング力のあるメルマガの書き方とその配信のコツをいくつか紹介します。
一つ目は、読みやすいレイアウトと文字で書くという事です。具体的には、一行の文字数は、三十字程度とし、何行かを一まとめにして行を空けるようにします。
縦に目線を移動して、さっと眺める程度で大体の内容が理解できるようにします。漢字が多すぎると読みにくい事があるので、ひらがなを多めにし、字体は、等幅のものを選択します。情報量が多い場合は、目次をつけたり、ポイントを箇条書きにするだけで、かなり読みやすくなります。
二つ目は、件名、冒頭文にこだわるという事です。いくら良いメルマガを書いても、メールを開封してもらえなければ意味がありません。
複数の企業にメルマガ配信を登録している方も増えてきている為、興味を引く件名の付いたメールから順に開封していく事があります。件名に分かりやすく発刊番号を入れたり、メール内容が分かりやすい件名をつけることにより、開封率を高める事ができます。
また、最も伝えたい事や重要な情報、言いたい事の結論を本文の冒頭にもってくることで、読み手の興味をひくことができます。さらに読み進めたいと思えるような内容を熟考し、数行にまとめることが必要です。
三つ目は、配信日時に気を使う事です。ホームページの閲覧度が高い時間帯に配信する事がとても効果的です。メールに対する読み手側の反応をホームページで見れるように仕掛けをしておき、配信曜日や時間帯による開封率の違いを分析していきます。
その結果、一番効果の高い配信日時を割り出します。一般的に個人向けのメール配信は土日や夜が、企業向けは月、金を除く平日が効果的と言われているので、それも踏まえて配信日時を決めていきます。
このように、いくつかのコツを踏まえてメルマガの内容を考えていく事が大切です。本文も商品の説明だけでなく、自分の体験談や世間話、趣味などを織り交ぜることによって読み手の心をつかむことができ、マーケティング力が高まります。