マーケティングは市場調査であり、商品をいかに効率よく販売し利益を得るのかは市場調査にかかっているといっても過言ではありません。
コンビニエンスストアが出店場所を決めるのもマーケティングによるもので、交通の流れや集客効果を加味して立地を決めています。
理屈に基づいた市場調査はかつて実際の場所や地元の人のアンケートをもとに集計されることが多かったのですが、インターネットの普及により市場調査はウェブに変わりつつあります。
その事例の一つがメルマガによる市場調査です。
メルマガはユーザがメールアドレスをサービスに登録することで有益な情報をメールにて配信してくれるサービスです。
パソコンやスマートフォンを日常的に使用している人であれば少なくても複数種類のメルマガを登録しているといわれています。一度登録すると基本的に解約手続きを取らないのも特徴の一つです。
受け取る側にとってもメールを削除するだけですので頻繁に届くものでない限り邪魔にならないからです。
一方的に配信するだけの商品告知用のメルマガもたくさんありますが、マーケティングに使用されるのは、双方向のやり取りを主としたメルマガです。
メルマガに記載のURLをクリックすることで意図したページに遷移させることで、インターネットに接続する時間や興味を持つ商品など瞬時にユーザのデータが蓄積されていきます。
それをもとにターゲッティングを行い配信時間を調整するなど一通のメールが商品販売につながりやすいようにしているのです。
メールなのでいつ届いても変わらないのではないかという考え方もありますが、興味を持っている時間にリアルタイムで届くからこそユーザーに価値ある情報になるのです。
溜まっているメールを一通一通確認するユーザは少ないので、よりピンポイントに情報を届けることが成果につながっていきます。
メルマガにはテキストメールとHTMLメールがあります。メール容量の軽さではテキストに軍配が上がりますが、個性的な情報をユーザに伝えたい場合、HTMLメールが勝っていると言えます。
一般的なマーケティングに使用するのはテキストメールで、ピンポイントで商品を販売する告知はHTMLメールなど使い分けるのが理想です。
衣料品販売店で送るメールを例にとると、冬物を入荷しましたといった一般的な告知に対しては商品一覧のURLを添付したメールをテキストメールで送信し、冬本番にセール開始しましたといったメールはHTMLメールに商品画像を入れて送信するなどといった使用方法が効果的です。
メルマガの配信は継続が大切です。テキストメールとHTMLメールを組み合わせ、的確にユーザに情報を伝えましょう。
