会社員として企業に勤めている場合、財務諸表について意識することはありません。
しかし、起業してビジネスに携わるようになると、損益計算書や貸借対照表といった、財務諸表を用意する必要があります。
簿記に関する知識をしっかり身につけておかないと、適切な財務諸表を作成することができません。
今回はそんな財務諸表について簡単に書いていきましょう。
会社経営では、毎日の取引について仕訳を行い、決算に向けて損益計算書や貸借対照表を作成していきます。
起業したばかりの頃は、どのように収益を伸ばしていくか、費用を抑えていくか、といった点に気を取られてしまいがち。
そのため、どうしても財務諸表の作成が疎かになってしまいます。
慣れていない段階では、税理士などの専門家に相談して、損益計算書や貸借対照表の作成を任せるのもいいでしょう。
税理士に頼むと手数料が発生しますが、決算の時期に苦労するのを避けるためには必要な経費です。
しかし税理士に頼んでいても、損益計算書や貸借対照表をきちんと読み解くスキルを磨くことは必須です。
財務諸表の分析が正しくできないと、なかなか収益は上がりません。
どの部分で無駄が生じているのか、どのように工夫をすれば収益が出るのか、という点は財務諸表を分析して、発見することができます。
ですから簿記の知識を十分に身につけましょう。
損益計算書や貸借対照表の内容を、しっかり理解できるようになるはずです。