チラシを1万枚刷って電話がたったの2件しかこない!? マーケティングを間違わないための考え方

マーケティングとは、「営業・販売」「リサーチ」「販促・プロモーション」「顧客サービス」などを含む、売上を上げる活動の全てです。
さらに正確にいえば、お客様に価値を提供して、対価をいただく全ての行動です。
お客様に対して真剣に奉仕し、努力して価値を提供し、それに対する対価として、堂々と自信を持ってお金を請求する。
それをお客様が正当に評価し、あなたに、そして社員に感謝し、あなたと従業員がこの上ない喜び(とお金)を受け取ることが、マーケティングの根幹です。

仕事が開発であろうと、生産であろうと、経理であろうと、すべからく「お客様からお金をいただく」ためにやっている。社員がそのような考え方をしている会社は強いもの。
そんな会社は、「お客様の役に立てる開発」を行い、「お客様に満足いただける製品を生産」し、「お客様からきちんとお金をいただき管理する」経理と、社員がそれぞれ自分の仕事の目的・役割を把握しているからです。
逆にダメな会社は、「自分がよければ」「自分が出世すれば」「自分がラクなら」「自分の身が守れれば」という考え方をします。
ですから、マーケティングとは、ある意味「考え方」ともいえるでしょう。

具体的にはどうすればいいのでしょうか?
まず第一に、お金のかからない手段を優先することです。
チラシを配り、問合せの電話をもらうのに、どれくらい費用がかかるかご存知ですか?
チラシを1枚折り込むのに、紙代も含めると約6円。1万枚配って、2件の電話があるとすれば、電話1本もらうだけで3万円かかることになります。
「チラシなら、100枚配れば1件くらい電話があるだろう」と考えるところから、間違いは始まっています。
ここで挙げた1万枚に2件というのは、決して珍しい数字ではありません。実際にチラシを使ってみれば、納得される数字です。
お客様にアクセスする費用は、想像以上にかかるのです。
これはマーケティングを展開する上で、大きな障害になります。まずはお金をかけない方法を探して下さい。

お金をかけない方法とは、無料広告だけではありません。
知り合いにメルマガやブログを書いている人がいれば、紹介してもらうように頼んでみましょう。
知人が書く紹介記事は、広告費を払うより確実に高い効果が見込めます。
マーケティングでは、今ある人脈を活用することから始めるほうが良い結果につながります。
潤沢な資金を使えない場合には有効な手段になるでしょう。

関連リンク

ランジェリーブランドの超低コストゲリラマーケティング「彼をたたせて!」 | AdGang
広報活動は計画的にね!│harappa[はらっぱ]
社員のモチベーションが向上し業績も上がるインターナル・マーケティングとは | チームビルディングのサンワード・ラボ株式会社

Share on FacebookTweet about this on Twitter